Cheese

チーズを一日眺めていると日が暮れる。

ホワイトデーがあったので妻にミルクレープを作った。大変喜んでいたので結果的に良かったのだが、個人的には失敗作で納得がいかなかった。それについて振り返ってみる。

ホワイトデーにお菓子を作るようにしたのは去年からで、これで二回目になる。所感としては通常の料理と違ってお菓子はレシピ通りにやらないと失敗する確率が高い。お菓子はシビアなイメージがある。例えば、面倒くさがり屋の俺の場合、材料の分量を適当にしたりとか似たような材料で代用したりとかそういうセコい真似をしていたら味が最悪で、これはあかん、という結果になりやすい。つまり、レシピに忠実にやらねばいかんのだというのを学んだのが去年までのあらすじになる。しかし、今回は忠実にレシピ通りやるぜ、と張り切ったけど納得行くものは出来上がらなかった。無念。
何がいけなかったのか振り返ると、ミルクレープの生地が厚い、生クリームに甘さが足りない、生地に挟む果物がまずい、見た目が汚い、という四点になる。

生地が厚い

単純に経験が足りない。なるべく薄くするように気をつけなければいけない。あまり広げて作ると大きくなるし、まずかった時の絶望感が強いと思って小さめに作ったのがあかんかった。腰が引けた状態で生地を焼くなど言語道断。心に隙を見せると一気に攻め込まれる。

生クリーム甘くない問題

甘くないわけではないけど甘さが足りない。すなわち砂糖が足りない。泡立てながら味見して微調整すれば良かったかも。あと、生クリーム作るのは初挑戦だったけど電動泡立て器のうまい使い方が分からず苦戦した。七分立てにしたかったけどもう少し泡立てたほうが良かったかもしれない。後半は電動でやらず手でやったほうがうまくいきそうな雰囲気を感じた。

果物がまずい

農家の方には申し訳ないが美味しくなかった。こちらも甘さが足りず、うーんという。スーパーで買ったんだけど聞いたことのない品種のやつしかなくて、また時間も遅く他のスーパーを回っている余裕もないという状態で、まあいいかと買ってみたものの…の結果であった。時間に余裕がないというのは死活問題だ。焦りは判断を誤りやすくするし、時間があれば選択出来るはずの選択肢をも逃してしまう。そういう事態は避けなければならない。

見た目が汚い

これはねえ、確実にセンスが原因で盛り付けとか苦手なんだよな。どうすればいいのか。これも経験なのか?
粉砂糖を振ってごまかした。

ミルクレープを作ること自体は思ってたより簡単で意外だった。去年もそうだけど時間に余裕がなくなる場面があった。スーパーの買い物しかり、ラッピングだったり、作る時間だったり。事前にやることまとめて準備しているつもりでもそれではまだ足りなかったと思う。仕事で準備が必要という時は頭で色々とシュミレートする。お菓子作りをやるときもそうやってシュミレートしてたかというとしていない。そういうところからほころび始めて当日いざという時に問題が起きるんだと気がついた。次回への対策としたい。