Cheese

チーズを一日眺めていると日が暮れる。

日記を放置していました。
インターネット界では年末から年始にかけて振り返りや抱負を述べるのが通例となっているようなので、肖って筆を取る次第でございます。

振り返り編。
精神面としては、計画という概念がとにかく苦手というか受け付けない性格であるからして、仕事はともかく日常では自由に好き勝手やって暮らせたのでストレスもなくよい年として消費できた。妻との関係もよく、友達と一瞬喧嘩したこともあったけれど、概ね対人関係もそつなくこなし及第点であろう。といったことを書くと通年面倒のかかる性格のような印象を与えるのだろうか。わからん。別に変なやつではないよ。人前で緊張するし、初対面の人間との会話はスムーズでないし、会話の最中焦点をどこに合わせればいいのか分からず目は泳ぐ。そういうひと通りのことはやる。

身体的なことを。体重は、静かに、そして着実に数字を伸ばしてきている。去年も好成績だったと言えよう。中年の象徴であるビール腹というものを拵えている。しかしいったい何故ビール腹などという名前が付いているのか。ビールなんぞほとんど飲まないといったら嘘か、あんまり、いや、ちょっとしか、ううむ、結構飲んでるかもしれない。やはりビール腹ってのは正しいのか。独身だったときのほうが飲んでいた気がするんだけど、これが年の功という代物か(違う)。オフィスが工事で全社的に3月までリモートという具合だからしっかり運動しておかねばならん。ただでさえ、正月の帰省でさらに大いなるビール腹となってしまったのだから。

嗜好をば。近年、新たな趣味として鮨を発掘したおかげで、去年は特に鮨が大ヒットした年であった。義両親に引かれるほどの値段の鮨を食べに行ったり、旅行のついでに行くといった遠方のものを食したりと鮨をたくさん食べた。鮨の本も結構買った。レビューもたくさん読んだ。とても鮨が充実していて幸せだったなあ。美味しい鮨にもクッソまずい鮨にも出会うことができた。ただひとつ残念なのはそれでもここの店はお気に入りだ!足繁く通いたいと思える店を見つけられなかったことかな。また行きたいとは思えるけど、頻繁にっほどではないんだよね。うん。
あとね、鮨が好きというのは人受けがよい。回らない鮨っていうとまあ一般的には結構敷居が高く感じられるものだけど、実際はそんなことなくて最近は軽い気持ちで入店できるところも多いし、目ん玉が吹っ飛ぶような値段でもなく、気後れする必要もない。鮨に対して背筋を伸ばしてしまうような、というと若干ニュアンスが違うが、そういう人たちと誤解をときつつ鮨を食べに行くのが楽しく、誘いベタな俺がよ、積極的に鮨に興味がある人たちを食べに行ったりするのもとても良かったのだ。鮨好きを増やせるし、俺は鮨を食べられるしで、良いことに満ちあふれている。

抱負編。
そろそろ振り返りはやめて抱負を述べて早く日記を終わらせたい。疲れてきた。
抱負は、計画的に生きてはおらぬゆえ、ありません。望まず行った神社では、おみくじで末吉を提示され、焦ってはいかん、静かに暮らせと記されていた。大吉や凶のような派手さもなく、控えめな末吉を手に取るあたり今年もそれなりに幸せに生きていけそうで幸先の良い出来事だったのではなかろうか。

こんな感じで年明けも俺は元気で、年末に向け、だらだらと過ごしていくでしょう。中身のない日記を書きつつ。